
ピラティスって?
【ピラティスとは?】
ピラティスとは、身体の深層にあるインナーマッスルを鍛えて、姿勢や柔軟性を改善し、身体全体のバランスを整えるエクササイズです。
身体の中心となる体幹を鍛え、身体全体の動きをスムーズにしていきます。呼吸を意識することで、コントロール力や集中力も高めることができます。強くてしなやかな背骨を作り上げていくことで、ストレスや身体の不調になる原因を改善し、痛みを軽減していきます。
でも筋肉だけでなく、背骨を強くしなやかにしていきます。ピラティス氏は自身の書籍の中で、If your spine is inflexibly stiff at 30,you are old;If it is completely flexible at 60,you are young.(例え30歳でも背骨が曲がらない位硬かったら、その人は若くない。60歳でも背骨がとても柔軟であれば、その人は若いのです)と述べています。
背骨の健康こそ、自身の健康に繋がります。
身体に何かしらの不調がある時、自律神経が乱れていることも少なからず関係しています。自律神経が乱れている人は背骨も乱れています。(背骨が歪んでいます)。背骨が歪むと自律神経の伝達ルートもスムーズではなくなります。(理由は長くなるのでブログなどご参照くださいね)。
ただ簡単に言うと、自分が早くその場所に辿り着きたいと想像していみてください。"まっすぐな道"と"曲がりくねった道"、どちらが早く進めますか?さらに、"凸凹な道"と"平坦な道"、土虎が早く進めますか?肩や首こりは凸凹道で、曲がりくねった道が背骨の歪みだったら、脳からの指令の伝達がうまく行かなくて、あなたの自律神経は乱れまくっているかもしれないですね。
背骨の健康こそが自身の健康に繋がる所以です。
また同じく書籍の中で、"rolling" and "unrolling" movements tend to gradually but surely restore the spine to its normal at-birth position with its correspondingly increased flexibility.(椎骨を1つずつ"丸める""丸めない(伸ばす)"の動きを繰り返すうちに、少しずつしかし確実に、出生時の正常な位置に戻す傾向があり、それに応じて(背骨や身体の)しなやかさも増していきます)とも述べています。
さぁ、今あなたは何をすべきか見えてきましたか?
ピラティスは単なる筋トレとは異なり、ピラティスは〝健康への道(Road to Health)〟なのです!

マシンとマットの違い
【マット(自重)との違い】
マシンピラティスは、マットを使うピラティスと比較して運動のバリエーションが豊富であり、より精密な動きの指導が可能なため、高度なトレーニングが実施できるのが特徴です。
また同じエクササイズを、マシンとマットで行ってみるとよくわかりますが、マシンで行う方が簡単に行うことができるので、当スタジオでは初級者さんはマシンからスタートしてみるのをオススメしています。
【マシン特徴】
リフォーマー、キャディラック、チェア、バレルなどの専門的な器具を使って行うピラティスです。目的やレベルに応じたマシンを使用していきます。マシンにはスプリングが付いていて、この抵抗を使うことで身体に対する動きがサポートされます。スプリングは、初級者の方へは【補助】になります。経験者の方へは【負荷】になります。
またそれぞれのエクササイズのバリエーションが広がるため、さまざまな運動ができるのが特徴です。肩こりや腰痛の予防、筋力アップ、柔軟性の向上、姿勢の改善などの効果が期待できます。
【マット特徴】
マットの上で自重を用いた運動を行うピラティス。基本的にマシンは使わず身体1つで行いますが、バランスボールやスモールボール、ディスク、マジックサークル、セラバンドなどのツール(道具)を使うこともあります。ツールを使うことで体幹やバランス機能を高めるのに効果的。
自宅でも気軽に始めやすく、特にコロナ禍以降、オンラインで指導を受けながらマットピラティスを楽しんでいる方も多いです。
スタジオSUAYでは、ご希望の方へ、宿題をお渡ししています。セルフケアやスタジオに来れない日に、実践して頂くと、より目的に応じた効果が、より早く的確に期待できます。

マシンとマットのメリット/デメリット
【マシンのメリット】
マシンによってエクササイズの動きをサポートしてもらえるのが大きなメリット。また正しいフォームを身につけるのにも役立ちます。
正しく動くことは、効果的なエクササイズに繋がります。エクササイズの効果を高めるためには、正しいフォームで行うことが大切です。さらに正しいフォームで行うことは、ケガなどのリスクを抑えることにも必要不可欠です。マシンは身体の補助になります。
【マシンのデメリット】
チェアーのような自宅に導入できる小さなマシンもありますが、十分な設置スペースを確保しなければならなく、高価なマシンもあるので自宅で行うのは難しいです。見よう見まねで何となく動いても効果は感じれず、専門の資格を持ったプロに指導を受けることが重要です。
【マットのメリット】
マットだけを用意すれば始められるので、手軽に始めやすいのがメリットです。必ずしもスタジオに通う必要はなく、オンラインで指導を受けたり、スタジオに行かず、自分の好きな時に、ご自宅など好きな場所で実践することができます。
【マットのデメリット】
マシンのサポートがなく、自分の筋力や柔軟性に頼って行わなければいけません。運動経験が少ない方や、非力な方などは、マット上で正しく動くことができず思うような効果が出なかったり、自分の限界を超えて負荷を与えてしまったりする可能性もあるので、注意が必要。
自宅で行う場合はどこまで負荷をかけるのか?、どういうメニューで行えば良いか?なども自分で判断しなければなりません。同じようなメニューだけ行っても、同じ部位しか鍛えることができず、全身満遍なく鍛えることができなくなり、結果身体の不調に繋がる可能性も!?
【マシンが向いている方】
初心者の方や低筋力者の方には、特にオススメ!
特殊なマシンを使うことから上級者向けのイメージを持つ方もいらしゃいますが、マシンによるサポートがある分、正しい動きを理解しやすくなるので、初心者の方に特におすすめ!特に、身体を動かすのが苦手と感じる方へも、とても向いています。
非力な女性の方も、マシンピラティスのほうが向いています。スプリングが補助してくれて、ご自身の身体を支えてくれるためです。筋力が低い方は、自分の力で姿勢を保持しなければならないマットピラティスは難易度が高く感じることも多いです。
以前にピラティスに興味があり、手軽に始められるマットピラティスから挑戦してみたものの、「自分にはできない」「難しい」と感じた方や、「手首が痛くなる」「腹筋ができない」などイマイチやり方がわからなくて、挫折した方へも、是非マシンピラティスはオススメです!

推奨の時間/頻度/強度
【目安期間】
Joseph H. Pilates氏の有名な格言の1つで、ピラティスは、In 10 sessions you’ll feel the diffrence,(10回のセッションで違いを感じ)、In 20 sessions you’ll see the diffrence,(20回のセッションで違いがわかり),In 30 sessions you’ll have a whole new body...(30回のセッションで全く新しい身体が得られます)、と語り継がれています。
実際は、ピラティスで効果を実感するまでの期間は個人差がありますが、マシンを体験すると、その場で効果は感じれると思います。それは背骨にアプローチしているためです。とてもスッキリされる方が多いです。でもそれは一時に過ぎず、効果を持続させるには継続が必要です。
週に1回の継続的なマシンピラティスを行う場合、10回終えるには、約2〜3ヶ月かかります。もちろん、週に週に1回の来店の他に、自宅でできることを実践すれば、もっと早く2〜3ヶ月かからないかもしれません。
ピラティスは筋力や柔軟性の向上、姿勢の改善、体型の美しさの促進など幅広い効果が期待できますが、日常のご自身のライフスタイルがとても影響します。ピラティスの効果を最大限に引き出すためには、ピラティスはもちろん、普段何気に行っている呼吸や、食事や睡眠など規則正しい生活習慣の改善も、とても重要です。総合的なアプローチで取り組むことが、持続的な身体の変化へとつながります。
当スタジオにご入会された場合には、ピラティス以外でのアプローチについても同時に、ご希望の方へはアドバイスさせていただいております。
【推奨頻度】
Joseph H. Pilates氏が生前遺した書籍の中で、ピラティスを行う頻度は、中強度のピラティスを週4回程度行うのが理想と語っています。因みに(週4日以外の)他の日はピラティスでは鍛えられない有酸素運動などを推奨しています。
ですが週4回の実践も、何かと多忙な現代社会では、現実的にはなかなか難しいです。自分の生活スタイルに合わせて、無理なく、長く続けられる来店ペースを見つけましょう。たまに時々思いついた時だけ行うピラティスでは、効果はあまり期待できません。長期的に無理なく続けられるペースをご自分で考えてみましょう。
当スタジオではご入会後は、スタジオに来れない時でも、自宅で比較的簡単に実践できるメニューのご提案も行っております。ですが、自己流で行うと歪みに気づかず、余計不調を悪化させてしまうこともありますので、直接お会いして身体の癖や不調などを見させて頂いた(ご入会後の)方へ限定の指導とさせていただいております。
またピラティスを始めたばかりの段階では、特に呼吸の意識など最初難しいと思うこともあるかもしれません。動作を覚えるまでの期間を短縮するために、可能な範囲内で、頻繁にご来店できると良いです。最低でも週に1回、可能ならば週2回以上が理想的です。自己流はかえって効果を得られなくくなりますので注意です。
ピラティスは『身体の正しい使い方を学ぶ教習所』のようなイメージです。ですので、他の運動と組み合わせることでさらに、ピラティス効果を高めることができます。忙しい日常の中で、週に1回でも、継続して実践することで身体や意識の変化を感じていくことができます。無理なスケジュールは心や身体に負担をかけるため、自身の体調やスケジュールを考慮していきましょう。
【過度な負荷は禁物】
ピラティスは筋肉を肥大させるようなウェイトトレーニングとは目的が全く異なります。長期的に継続することで効果を発揮しますが、過度なウエイト負荷は身体への負担となり、筋肉損傷のリスクを高めます。運動量を適切に調整しましょう。あくまで無理のない範囲で行うことが大切です。
ピラティスを続けることで、滞った血液循環を促し、筋肉や精神的な活動によって蓄積された疲労物質を血流を通じて排出する効果的な役割を果たせるようになってきます!そのため最初は低強度で、でも着実に成長させる方法で行なっていきます。最初から高強度は、身体や脳がその準備をできていないため、推奨していません。

対面指導の必要性
【対面指導を推奨】
マシンピラティスで目指す効果を実感するためには、ただ頻繁に行うだけでは不十分です。重要なのは、正しいフォームと姿勢を保ちながらトレーニングを行うことです。適切な技術を身につけるには実績のある専門の資格を持ったトレーナーの下で学ぶのが、当然ながらとても重要です。
ピラティスには「タクタイルキュー」という指導方法があります。これは指導者がお客様の身体に触れて、動きを指示していくキューイング方法の1つです。ベタベタずっと常に触りっぱなしは良くないですが、写真のように的確に手で指示することで、正しく動いたり、触れられた部位へ、お客様ご自身が意識を持っていくことができます。当スタジオでは、大切なのは、スタジオで習っている瞬間でなくて、それを身体でご自身が感じて理解し、日常生活の中で、その使い方が実践できるか否か、だと思っています。
対面指導ではないと、誰も自分の身体に触れてアシストしてくれないので、間違った動きや、自己流で、本来も目的とは異なった形で動いてしまい、せっかく運動を始めたのに逆に歪みや不調を助長してしまう可能性も!?あります。
歪みが良い悪いだけでなく、誰にも利き腕や利き足があり、普段何気に生活している中でも、使えている使えていない、強い弱い、得意苦手な場所が、人それぞれにあるのです。そのの小さな歪みは鏡で見て自分で修正できるレベルから、人に指摘されて初めて気づくことも多いのです。なぜなら、ずっと鏡を見たまま動けないからです。言い方を変えれば鏡を見ないと直せないことが問題なのです。
ピラティスでは自分の身体の感覚(センサー)を、自分自身で磨いていきます。そのために歪んだまま動いていないか、指摘してもらうことがとても大切になります。これは初心者の方に限らず、インストラクターも、上級者の方も、皆さん共通で第三者にいろんな角度から見てもらうことがとても大切なのです。
特に初心者の方は、間違った動き方をしないように、正しい効果を得るためにも、慣れるまでは最初は対面での指導を受けることをオススメします。質の高いエクササイズは、頻度を守ることと同じくらい大切です。最近は無人スタジオでビデオを見ながらフォーマーワークを行う格安スタジオが増えてきました。いろんな方にピラティスを知って頂くのは嬉しいことですが、的確な動きでないと意味がありません。また対面指導は、怪我の防止にもなります。
ピラティスに限ったことではないですが、何となくやるのと、正確にやるのとでは、大きな違いがあります。正しい身体の動かし方、的確な指示こそ、ピラティスを流行だけでなく、身体への伝わり方を感じ取って頂けたら嬉しいです。
当スタジオでは、指導歴20年以上の専門のトレーナーが的確に指導致します。完全マンツーマンスタイルなので、身体の悩みなど、その方に合ったその方だけのメニューを考察し、ご提案していきます。ぜひ一度、マシンピラティスを対面でご体感ください。初心者の方でも安心してスタートできます!
ここまで読んで頂き、有難う御座います。
でも、百聞は一見に如かず!難しいことはさておき、ぜひ一度マシンピラティスの恩恵をご自身の身体で感じて受け取ってみてください。体験でお会いしましょう!!ピラティスを通じて、あなたの未来への〝Road to Health〟を楽しんでくださいね!